葬儀を依頼する前に確かめてほしいことがあります。まずはご自身のお寺、神社のことをご両親とお話をしていただくことです。すでにご両親が入院していてそれどころではないという方は、ご親戚や私どもにご相談下さい。
今回は、お寺の場合について説明します。
その前に一つお伝えしたいことは、お寺様へのお礼などの御布施についてのことです。御布施の金額についてよく尋ねられますが、立場上説明は難しいので、ご親戚や同じ檀家さんにご質問いただくことをおすすめします。
さて、ご葬儀の前にまずはお寺様へ事前にご相談をされてください。いつも連絡はご両親がされているなどで、もしもの時にだいたいの方がご自身のお寺様と初めてお話しすることとなると思います。そうならないためにもご自身が事前にコミュニケーションを取っておくとよいです。
もしご不幸があったとき、まずはお寺様が来られて枕経をされることが多いです。その後に、葬儀の日時をご親族と相談して決めます。次に、式中に初七日法要を葬儀と一緒にされるかを確かめます。もし初七日法要を式中にされる場合、次の法要は二七日(葬儀から2週間後)からになります。
お寺様によっては、初七日法要を火葬後にお寺や会館に戻ってされる場合と、初七日は予定通りの初七日の日に行う場合があります。その後は七日ごとに家に来られて法要されますが、遠くに住んでいるなどで難しい場合は、お寺様にご相談ください。その後は四十九日、百か日、一周忌、三回忌、七回忌・・・というように進んでいきます。
とにかく、宗教儀礼についてはお寺様とコミュニケーションを取っておきましょう。それが大事です。