枕飾り(写真・1)はお通夜より前に弔問される方々に礼拝等をしていただけるように準備をします。
枕飾りが整った後で僧侶に枕経を読んでいただくことを「枕づとめ」と言います。
このお経によって死者が成仏すると言われています。
枕飾りの際、仏式では神棚に半紙を貼り、仏壇の扉を閉めます。(宗派、お寺様によっては開けたままにすることもあります。)
ご遺体の前には経机を置き、その上に「三具足」(みつぐそく)と呼ばれる燭台、香炉、花瓶を置きます。その他、巻き線香、ブロンマ(蓮花のローソク)を置き、炎を絶やさぬようにします。そして土地盆(写真・2)には お団子、御飯、湯飲みを置き四華を四隅に刺します。
お団子の数は6つが基本ですがこれは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道をさすと言われています。浄土真宗の場合、土地盆は飾らないのが一般的です。
仏式における枕飾りに対して、神式では枕直し(写真・3)の準備をします。
写真・1【枕飾り】
写真・2【土地盆】
写真・3【神式枕直し】