前回に引き続き、受付をする際のマナーや準備、かたづけ、注意点について説明します。
供花、供物、弔電は速やかに司会進行係やスタッフへ連絡てしください。
司会進行係の者は当家様にお知らせし、葬儀の際、弔電を読み上げる順番を当家様と調整します。
会葬者に一礼して迎えます。「お越しいただき、ありがとうございます。」などと一言お声を掛けましょう。
芳名録に記帳をお願いし、氏名だけでなく、住所、電話番号、できればお勤め先も記入して頂きましょう。前回も紹介しましたカード式の芳名帳には、故人との関係をお聞きするところもありますので、故人様や喪主様のご関係なのか記入頂いておくと便利です。
お悔みの言葉に対して「ご丁寧に恐れ入ります。」と先ほどのことばに加えて返礼をしましょう。
弔問客の焼香が始まっている時は、会葬者が記帳の前に、先にご焼香をしていただいても構いません。
記帳を終えられた会葬者へ会葬礼状と御礼品(返礼品)をお渡しください。香典が連名になっている時は皆様に行きわたるよう確かめてください。いくつ必要なのか、香典をお持ちいただいた方に確認して渡してください。
多くの返礼品を渡す場合、大きな袋や会葬品の箱を活用する場合があります。その際に個別の袋を付けるのを忘れないようにしてください。
頂いた香典袋のお名前を確認し、記入洩れのないようにします。芳名帳の名前の欄に番号を振って、香典袋に番号を転記しておいても良いですね。
芳名録、名刺等も整理して香典と一緒に喪家へお渡しします。一つの袋にまとめて封をしておくと厳重です。
誰にいつお渡しするのかは、事前に確認しておきましょう。
長くなりましたが、お金を扱う大事なことになります。受付を頼まれた際には、ぜひご参考にされてください。