四十九日までの法要について


 四十九日はどんなことをすればよいのでしょうか。またどのような意味があるのでしょうか。

仏教では亡くなってから七日を7回、つまり四十九日を隔ててやっと浄土へ行けると言われています。

そこで、七日ごとにご自宅かお寺に参って、それぞれの住職様にお経を唱えて頂きます。ご自宅に住職様が参られる際に準備することとしては、宗派にもよりますが霊具膳(れいぐぜん)をお供えします。

 霊具膳とは写真・1のような小さいお膳のことで、四十九日までにお飾りする祭壇の下段に故人様に対してお供えをします。つまり、お箸は故人様に召し上がっていただくという意味で、写真・2のように奥側にお供えします。私どもの仏壇店でも最近では、お膳の具をレトルトで販売しています。

精進落とし

写真・1【霊具膳】

仏壇・祭壇

写真・2【後飾り祭壇にお供えした霊具膳】

 御布施は七日ごとにお渡しする場合と四十九日にまとめてお渡しする場合があり、これはそれぞれのお寺様のやり方に合わせることになります。

御布施は白い封筒に 写真・3の様に御布施○○(苗字)を記入してお渡しします。なぜ白い封筒かというと、本来お礼はお祝い用の封筒を使いますが、これはお悔やみごとですのでそれは使えないので、このように白い封筒を使用すると覚えて頂ければと思います

御布施1

写真・3【お布施】

四十九日の意味としては、まずこの世界は仏教では6つあるとされています。天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道 そこへは四十九日をどのように修行するかによってきまります。そしてそれぞれ七日ごとにその審判をするのが下記の菩薩様です。

・不動明王(ふどうみょうおう)初七日 

・釈迦如来(しゃかにょらい)二七日 

・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)三七日 

・普賢菩薩(ふげんぼさつ)四七日 

・地蔵菩薩(じぞうぼさつ)五七日 

・弥勒菩薩(みろくぼさつ)六七日 

・薬師如来(やくしにょらい)七七日 

菩薩様の審判を受けてようやく浄土にいけるということです。四十九日はご自宅やお寺でされます。そして私どもの会館もご利用頂けます。四十九日の御布施についても、お寺様に相談してお渡ししてください。