家族葬とは?流れ・注意点について

家族葬とは

目 次

家族葬とは

家族葬はこういう方におすすめ

家族葬の流れ

 (1)ご臨終を迎えられてから

 (2)葬儀社によるお迎え

 (3)安置が済んでから

 (4)通夜、葬儀の打ち合わせについて

 (5)湯灌(ゆかん)、納棺式

 (6)通夜

 (7)葬儀・告別式

家族葬に必要な費用

家族葬を行う時の注意点

家族葬のメリット

家族葬の参列時の服装

 (1)男性の服装について

 (2)女性の服装について

 (3)樹木葬の注意点

香典について

葬祭のおおすみの家族葬プラン

家族葬とは

 家族葬とは、家族や親族・親しい友人・知人を中心にお見送りする小規模に行う葬儀形式のことです。明確な「家族葬」の定義はありませんが、基本的に式の流れは一般的な葬儀とほぼ同じです。

少人数で執り行うため、会葬者の接待をする手間がかからず、ゆっくりと故人を偲べるため、家族葬を執り行う方が増えています。また、さらに近年では新型コロナウイルスが流行し、人が集まる場所を避けるようになってきました。葬儀を行う際も人数制限を行ったり、参列を控えるという流れがあります。このような理由からも家族葬が増えています。

家族葬はこういう方におすすめ

 家族葬は、親族・身内だけの少人数で静かに故人を見送りたいという方や参列者が少ないことが見込まれる場合、また少しでも費用を抑えたいという方に適している葬儀形式です。

家族葬の流れ

(1)ご臨終を迎えられてから

 医師から死亡の診断を受けたら、まずは葬儀社に連絡します。基本的には、ご遺体は病院から数時間以内に移動させる必要があります。遺体の安置にはご自宅や、葬儀社の会館を利用するのが一般的です。安置をお願いした葬儀社に葬儀を依頼することが多いため、その場で家族葬を行っている葬儀社に連絡をします。病院による死後の処置が終わる時間にお迎えの手配をします。

(2)葬儀社によるお迎え

 葬儀社が寝台車でお迎えに来ます。ご遺族も同様に安置場所に向かいます。

安置の際はご遺体の腐敗の進行を防ぐため、ドライアイス等を使用する事が一般的です。基本的には葬儀社が安置用の布団や宗教用具を持参するので、ご遺族の方が用意する必要はありません。

(3)安置が済んでから

 葬儀社の担当者と葬儀の日程や葬儀会場などの調整を行います。仏式の場合は菩提寺に連絡を行い、僧侶の予定も確認して日程を確定します。(周南市、下松市、光市の場合は希望の日程通りで火葬場の予約も行えることが殆どです。)

深夜にご安置を行った場合、菩提寺への連絡は日が昇ってから連絡することが好ましいでしょう。 

(4)通夜、葬儀の打ち合わせについて

 家族葬といっても、ご遺族ご親族のみで行うケースや、家族だけではなく、親しい友人や会社関係の代表者のみを招く場合もあります。どんな葬儀にしたいかを考え、必要なサービスや追加オプションを検討します。この際、喪主をどなたが務めるかも決定する必要があります。他にも棺、骨壷の種類や生花、返礼品やお料理など、用意するものは多岐にわたりますが、葬儀担当者が細かく説明を行いますので、ご安心ください。

 大切な家族が亡くなり、気が動転している中で沢山の決め事をしなければなりません葬儀後に「こうすればよかった」と後悔しないよう、分からないことや迷っていることは必ず葬儀社の担当者に相談しましょう。

(5)湯灌(ゆかん)、納棺式

 通夜が始まる前に湯灌、納棺の儀を行います。湯灌とは故人があの世に行くための身支度として、遺体にお湯をかけ、きれいにするというものです。また略式の湯灌の場合、濡らしたタオルやアルコール脱脂綿で身体を拭きます。湯灌が終わったら白装束を着せ、棺に収めます。

(6)通夜

 通夜は18時くらいから開始することが多く、その1時間ほど前から受付をします。

通夜では僧侶に読経をしていただき、その後に喪主から順番に焼香をします。そして喪主による挨拶をして閉式となります。そして通夜の後には、通夜振る舞いと呼ばれる会食をします。

 ごく少人数の家族葬の場合、参列者の受付や喪主の挨拶は省略されることもあります。状況に応じて必要性を判断します。

(7)葬儀・告別式

 通夜の翌日に葬儀・告別式が行われます。葬儀・告別式の流れとしては、まず、僧侶に読経をしていただき、その後、喪主、遺族、参列者の順で焼香を行います。また、友人や知人からの弔電があれば告別式の最中に読み上げます。

焼香が終わると棺の蓋が開けられ、故人と最期のお別れをします。そして棺が閉じられ、出棺となります。

家族葬に必要な費用

 葬儀の規模やプランによっても葬儀にかかる費用は異なりますが、費用には葬儀そのものにかかる費用と加えて、斎場代、通夜振る舞い・精進落としなどの飲食接待費、香典返しなどの返礼品代、火葬場料金、また宗教者へ収めるお布施の費用なども必要になります。葬儀費用は香典でまかなえると考える方もいらっしゃいますが、それはある程度参列者が多い葬儀の場合で、参列者が少ない家族葬では香典の総額も少なく、葬儀費用を賄うのは難しいと考えて良いでしょう。

 少しでも葬儀費用を抑えたい方は葬儀社が行っている会員制度に入ることをお勧めいたします。葬祭のおおすみでは会員制度「絆ネットワーク」がございます。「絆ネットワーク」にご入会いただくとすべての葬儀プランが10%割引の特典が受けられます。入会に必要な費用は入会金1万円のみです(月々の掛け金なし)。葬儀にかかる費用を抑えたい方はぜひ、葬祭のおおすみへご相談ください。

家族葬を行う時の注意点

 家族葬を行う時には注意しておきたいことは、どこまで関係者を参列者として呼ぶかです。参列者を限定したために「葬儀に参列したかった」「葬儀を行うことを知らせてほしかった」などと言われる場合があります。そのようなことも考慮し、お知らせをする相手を慎重に検討した上で、家族葬を行うことをおすすめします。

 また、葬儀を身内だけで済ませると、葬儀に参列したかった方が弔問にいらっしゃり、弔問客が多くなります。その分対応しなければならず、遺族に負担がかかります。弔問をお断りする場合は、葬儀を済ませた連絡とともに事前に伝えておくとよいでしょう。

家族葬のメリット

 家族葬のメリットは、「参列者への接待の負担が少ないこと」「故人様と最後の時間をゆっくりと過ごせること」「葬儀費用が抑えられること」などがあります。家族葬には参列者が少なく、参列する方への気遣いや接待、準備などが軽減されるメリットがあります。それによって故人様とのお別れに時間を取ることができます。また、参列者が少ない分葬儀費用も抑えられるメリットもあります。

家族葬の参列時の服装

 家族葬に参列する際の服装は、男女共に一般的な葬儀に参列する際と同じです。特別なマナー等はありません。

(1)男性の服装について

 ブラックスーツ、黒ネクタイ、白シャツが一般的です。紳士服店などで喪服として販売されているブラックスーツがありますが、漆黒の深さやベンツ(スリット)が入っていない等、通常のスーツとは異なっていますが、喪服用のスーツがない場合は通常のブラックスーツで問題ありません。

 ジャケットは、ダブルでもシングルでも好みで選択してください。弔事の場面では黒のネクタイを身に着けます。ネクタイピンやカフスは着用しません。靴は黒の革靴を着用し、ウイングチップのデザインや、ローファーはあまりふさわしくありません。靴下は黒色のものを着用します。

 ワイシャツは白無地。襟はレギュラーカラーが無難です。ボタンダウンシャツは、カジュアル色が出てしまいますのでフォーマルな場には適しません。ただし、急遽通夜に駆け付けなければならない場合は、喪服の準備が間に合わないこともあるでしょう。そんなときは平服で参列しても構わないとされています。

(2)女性の服装について

 ブラックフォーマル(黒無地のアンサンブル、ワンピース)が最も多く用いられています。ブラックフォーマルは喪主だけでなく親族や参列者でも着用ができます。なおスーツの場合には、パンツスタイルではなくスカートが無難です。

 インナーは白色のブラウスまたは黒色のカットソーを着用します。ハイヒールやピンヒールは避け、シンプルなデザインの黒色パンプスが適切ですが、黒いからといってサンダルやブーツタイプは避けましょう。うっすらと肌が透ける程度の黒のストッキングがよいとされていますが、地域によって適切な色が変わってきますので、注意が必要です。タイツは避けるように言われていましたが、最近では冬場などの葬儀では着用することに抵抗がなくなっているようです。

香典について

 香典とは、故人に供えられる金品のことです。仏教では「御霊前」キリスト教では「お花料」神式では「御神前」が一般的に使われます。仏教でも浄土真宗だけは故人は「霊」にはならず「仏」になると言う教えがあるので、「御仏前」を使いましょう。

 しかしながら、参列前にどの宗派でお葬式を行うかを知ることは困難です。そのため「御霊前」の表書きでも失礼には当たりません。

香典は、通夜または葬儀告別式に参列する際に持参します。両日とも参列する場合はいずれかで持参すればよいでしょう。葬儀によっては故人や家族の意向で「香典は辞退」していることもあります。この場合、故人や家族の意向に従って、香典は控えることがマナーです。

 受付では、記帳をして香典を差し出します。差し出すときには「この度はご愁傷様でございます」と一言申し添えをします。

香典を差し出すときには、香典袋を直接手で持つのではなく、受付に備えてある香典用のお盆か袱紗に乗せ、相手に表書きが読めるように向きを合わせて渡します。また、他の方の香典を代理で差し出す場合は、その人たちの分も個別に記帳します。

中袋を外袋に納める際、裏面は上の折を下の折の上に重ねるようにします。

 香典に包む紙幣について、新札は避けることがマナーとされています。もし、新札や綺麗な紙幣しか手元にない場合には、折り目をつけてから包むようにしましょう。

 香典で包む金額は故人や遺族との関係性や、参列者の立場や年齢によって異なります。香典の金額は下記が目安です。

  ・家族、親族の場合:3万円~10万円

  ・友人、知人の場合:5000円~1万円

  ・近所の家や職場で不幸があった場合:5000円~1万円

  ・仕事上のお付き合いで参列する場合:5000円~3万円

あくまでも目安の金額です。香典の金額は、今後の付き合いにも影響を与えます。

決まった額や、包んではいけない金額等はありません。

葬祭のおおすみの家族葬プラン

葬祭のおおすみでは、ご要望に合わせて家族葬が執り行えるよう、さまざまな家族葬プランをご用意しています。

家族葬の選べる6プランバナー(large)

お客様お一人お一人のご要望に応じて費用、サービスの内容を承ります。

もしもの際は葬祭のおおすみへご連絡ください。